脾臓は他の臓器に比べ地味ながらとても大事な役割を担っていることをご存知だろうか?いざという時のピンチヒッターもこなす、その知られざる働きとは?
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脾臓(ひぞう、spleen)は、五臓六腑の「臓」の中では、心臓や肝臓などたの「臓」に比べてあまり話題に上らない臓器ではあるが、実は地味ながらとても大事な役割を担っていることをご存知だろうか?ちなみに脾臓が身近な存在として感じられる現象としては、よく急に走ったりすると横っ腹に痛みを感じることがあるがこの症状の原因がまさに脾臓にあるらしい。急激な動作をしたときには筋肉が大量の酸素を必要とするがそのとき脾臓の役割のひとつである血液の貯蔵機能と言うのがあって貯蔵されていた血液をその緊急時に放出する働きがある。そうして筋肉に充分な酸素を送り筋肉を機能させるというわけだがここに脾臓の役割が人知れず働いているというわけだ。この放出働きをしたときに脾臓から痛みを感じることがあると考えられている。脾臓の役割はこれだけではない。脾臓はかなり大事な役割をになっている。まず老化した赤血球の破壊と除去というのがある。若くて健康な赤血球は脾臓の中にある網目をした構造を通り抜けるのだが老化してもうその機能を果たし終えた赤血球は通り抜けることができず脾臓で破壊され除去処理される。
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そして破壊された赤血球の中にあるヘモグロビンも破壊し、成分のひとつである鉄を回収するという働きもあるという。 この機能が働いてなければ、老化した血液が処理されないことになるので、まずこの時点で脾臓の役割は重大だ。次に、脾臓はリンパ球を作るという役割も負っている。リンパ器官としては体内で最大のものだと考えられている。このため脾臓は免疫機能の要でもあるということになる。脾臓の知られざる重大な働きの紹介を続けよう脾臓はなんと造血機能までもっている。これは非常時のみのようだが、造血器官のメインである骨髄がその働きをしなくなったときや大量出血などがあった場合に脾臓がピンチヒッターとなり造血することがあるという。この話には驚いたが人間は胎児までは骨髄ではなく脾臓で赤血球を作っているのだというので出生後もまだその機能は温存されていていざと言うときのピンチヒッターとしての働きをするようだ。さらに脾臓は血小板の貯蔵庫としての役割まで担っている。これまたピンチヒッターで脾臓は普段から全血小板数のおよそ1/3を貯えていて必要に応じて放出する働きをするのだそうだ。
いや、この秘蔵の働きを調べていると、人間の体と言うものは、実に良くできているものだと、改めて感心させられる。脾臓はこんなに大事な機能を担っているのだから、病気にならないように大切にしたいものだ。脾臓に多い病気は、肥大だ。脾臓が肥大してしまった病気のことを、医療用語では「脾腫」という。脾臓肥大の原因としては、肝硬変からくるものと、白血病など骨髄増殖性疾患が原因のものの2種類があるという。脾臓肥大が大きくなると、脾臓の機能がコントロールを失って、血球の破壊が異常になるために貧血気味になったり出血しやすくなるという。この治療としては漢方薬や、場合によっては手術で脾臓を摘出することがあるというから怖い。やはり普段から脾臓を大切にしたい。これまで説明したことから、脾臓は他の臓器との関わりが深いので、脾臓のみならず、体自体を健康に保ち、病気になりにくく、腫瘍やがん(癌)ができにくい体作り、生活を心得よう。最後に脾臓の位置だが、左側の上腹部にあり、横隔膜、腎臓、胃、にそれぞれ接している。肋骨の下に隠れているので、胃腸をさするように脾臓をさすることはできない。